チラシが減ったが需要があるのは
広報手段というものには様々なものがあって、チラシというものも、そうした広報手段の内のひとつであるわけです。 この広報手段の内で最も大規模なものはといえば、やはり、マスメディアを使った広告というものになるわけで、これにはテレビ、ラジオによるコマーシャルという電波メディアによるものと、全国紙の新聞や雑誌に載せる広告といったものがあります。 このマスメディアによる広告の強味は、何といっても、広範囲に広く告知を行うことができることなのですが、その反面で、広告掲載料が高額であるために、そのコスト負担が非常に大きくなってしまう、という欠点もあるわけです。 また、最近ではインターネットのWEBサイトに掲載するバナー広告というものもあるなど、広告の在り方もかなり多用なものとなってきているわけなのです。 このような事情から、チラシによる広告というものは、インターネット広告に押されるようになってということもあって、以前に比べてだいぶ減ることになってしまったわけですが、それでも、まだまだチラシの需要というものがなくなってしまった、というわけではありません。 そもそもが、このチラシ広告というものは、間接的にではなく、直接的にその消費者に訴えるという点にその特徴があるわけですから、街頭で手渡しで配られるチラシであれ、家庭の郵便受けに入れられるチラシであれ、マスメディアによる広告や、インターネット上の広告とも違った独自の強味、というものを有しているものなのです。 特に、各家庭がその利用者となるような種類のサービス業である場合には、その重要性というものは決して減っていることはなく、むしろ、ますますその重要性が増している、とさえ言うことができるのです。 というのも、最近での成長産業となっている、家庭への夕食惣菜の宅配サービスや、高齢者、身障者専用の食事の宅配サービスなどでは、家庭の郵便受けに入れられるこのチラシ広告というものが、非常に重要な広報手段となっている、という実際の事例がちゃんと存在しているからなのです。